木曜日の午後、新しいジェルネイルの写真をリールに投稿したとします。金曜日の朝には未読DMが34件。「料金は?」「これはいくら?」「土曜日に空きはある?」という質問がいくつか、仕入先から1件、スパムが1件、そして「予約はまだ大丈夫?」と尋ねる常連客からのメッセージが1件。投稿は役目を果たしました。今度は誰かが座って返信を入力しなければなりません。その間にも、何人かは興味を失ってしまいます。
Instagram DM自動化とは、ソフトウェアがあなたに代わってメッセージを読み、返信する仕組みです。Klugonでは、AIアシスタントが料金、サービス、営業時間、ポリシーをもとに、InstagramのダイレクトメッセージとFacebook Messengerのチャットへ返信します。カレンダーへの予約登録、問い合わせ内容の収集、商品の提案、担当者が対応すべき会話の通知もできます。すべてのスレッドは、WhatsAppやウェブサイトのチャットと同じ受信トレイに集約されます。
ただし、先に正直な点をお伝えします。Instagramを自動化ツールに接続するにはMetaの開発者プラットフォームを経由する必要があり、KlugonのInstagram設定にはMetaのアプリ審査が含まれます。このページでは、Meta公式ドキュメントへのリンクとともに、必要な作業を手順ごとに説明します。自社にとって導入する価値があるか判断する材料にしてください。
小規模ビジネスにとってのInstagram DM自動化とは
この言葉には大きく異なる2つの意味があります。ツールを選ぶ前に分けて考えておくとよいでしょう。
DM返信とコメントからDMへの誘導
コメントからDMへ誘導する仕組みは、おそらく見たことがあるマーケティング手法です。「GUIDEとコメントしてくれたらリンクを送ります」といったものです。ソフトウェアがコメント内のキーワードを監視し、そのキーワードを使った人全員に定型DMを送ります。クリエイターやキャンペーンを実施するブランド向けの機能です。ManyChatのようなツールはこの用途に特化しています。当社のManyChatとの比較では、このタイプのツールが適しているケースを説明しています。
会話形式のDM返信は、小規模ビジネスが最も必要とすることが多い機能です。実際に届いたメッセージに対して、相手の言葉に合わせて正確に答えます。「まつげパーマはできますか?」「この緑の服は12号がありますか?」「火曜日に犬を連れて行ってもいいですか?」こうしたメッセージはキャンペーンへの返信ではありません。Instagramに届くカスタマーサービスや予約の問い合わせです。
Klugonが対応するのは後者です。ダイレクトメッセージに返信しますが、コメントの監視、キーワードトリガー、メッセージを送っていない人へのDM送信は行いません。コメントからの誘導が主な目的なら、専用ツールを検討してください。実際の質問への対応に追われているなら、続きをご覧ください。
DMへの対応が難しい理由
InstagramのDMには、メールより対応しにくくする特徴があります。
- 短時間に集中して届きます。 反応のよい投稿やストーリーズをきっかけに、数時間で大量のメッセージが届きます。営業時間外になることも少なくありません。
- 短く、内容が曖昧です。 ストーリーズへの返信に「料金は?」とだけ書かれていても、6種類あるサービスのどれを指しているのかわからないことがあります。
- 2つの場所に届きます。 フォローしていない人からのメッセージはリクエストフォルダに入ることがあり、見落としやすくなります。
- すぐの返信が期待されます。 チャットアプリでは翌日の返信は遅く感じられ、相手がすでに別の店へ移っていることもあります。
だからといって、夜通しInstagramを監視する担当者を雇う必要はありません。よくある質問にはすぐに答え、残りをあなたに任せる仕組みを用意する理由にはなります。
InstagramのDMとMessengerでアシスタントができること
Klugonでは、利用を開始したすべてのチャネルで1つのAIアシスタントが動作します。Instagram、Messenger、WhatsApp、ウェブサイトのウィジェット、そして音声プランでは電話にも対応します。一度教えれば、すべてのチャネルで使えます。KlugonのAI受付が電話に応答する仕組みをご覧になったことがあれば、それと同じアシスタントが、話す代わりに文章で対応すると考えてください。
登録した情報をもとに質問へ回答
アシスタントは、登録した資料をもとに回答します。アップロードしたファイル(PDF、Word、プレーンテキスト、Markdown、CSV)、FAQやアフターケアの案内など貼り付けたテキスト、インポートした1つのウェブページ、ホームページと主要ページ最大7ページのスキャンに対応しています。予約ページ、料金表、地図、返品ポリシー、ルックブックなど、送信を許可するリンクのライブラリも作成できます。
質問への回答が登録情報にない場合、作り話で答えるのではなく、担当者から折り返すと顧客に伝えて会話をチームへ引き継ぎます。どこに情報が足りないかは、Insightsページの「よい回答がない質問」で確認できます。最初の1か月で改善するには、ここを確認するのが最も簡単です。
DMから予約を受け付ける
サービス業にとって、ここが導入効果につながる部分です。アシスタントはKlugon内蔵のカレンダーに予約を登録します。カレンダーは次の情報を把握します。
- 営業時間とタイムゾーン
- 各サービスと所要時間
- サービスごとの担当スタッフ。スタッフごとに重複を確認します
- 予約間のバッファ、必要な最短予約時間、何日先まで予約できるか
- 定休日
「土曜日に空きはありますか?」と尋ねた顧客には、実際に空いている時間を提示し、希望時間、名前を受け取って、チャット内で予約番号を伝えます。DMとMessengerでは、顧客から依頼があれば予約の変更やキャンセルもできます。予約一覧には登録された予約がすべて表示され、そこから編集やキャンセルができます。
Google、Outlook、Apple Calendarを使っている場合、またはCalendlyを利用している場合は、設定後にそれらのカレンダーを確認したり、Calendlyのリンクを送信したりできます。Businessプラン以上で利用できます。自動的な双方向同期ではありません。AI予約受付のページで、カレンダーの選択肢を詳しく説明しています。
商品に関する質問と提案
ショップには別のタイプのDMも届きます。「これはまだありますか?」「黒はありますか?」「前回の投稿のバッグはいくらですか?」といった質問です。商品をKlugonのカタログに登録すると、アシスタントが商品を検索し、価格を伝え、関連商品を提案できます。カタログは手入力で、オンラインストアとは同期しません。そのため在庫については「登録されている」のであって「今店頭にある」とは限らないものとして扱い、取り置き依頼は担当者へ引き継ぐようアシスタントに指示してください。AIセールスアシスタントのページで、販売に関する機能を詳しく説明しています。
問い合わせ内容を収集
ブライダルパーティー、法人注文、オーダーメイド商品、写真撮影など、より大きな依頼の始まりとなるDMもあります。アシスタントは、名前、希望内容、日程、連絡先を聞き取り、リードとして保存できます。リードはステータス(新規、連絡済み、成約、失注)とともにLeadsページに表示され、エクスポートもできます。HubSpot、Zoho、Salesforce、Pipedriveを使っている場合は、接続後、対応するプランでリードを送信できます。
Facebook Messengerチャットボット:Facebookページでも同じアシスタントを利用
多くの小規模ビジネスでは、Messengerのメッセージ数はInstagramより少ないかもしれません。一方で、Messengerを使う人は予約する意向が高い傾向があります。Facebookで、地域グループの口コミなどを通じてあなたを見つけ、予約できるか確認したいと考えているからです。
KlugonのMessenger接続では、Instagramと同じアシスタント、同じ知識、同じカレンダーを使います。Facebookページに送られたメッセージに返信します。Messengerにも独自のMeta設定が必要ですが、1つの点ではInstagramより簡単です。MetaのMessenger Platform概要によると、「自分のFacebookページについてのみメッセージを送受信する場合、アプリ審査は不要」です。
そのため、Messengerが重要なチャネルなら、まずMessengerから始めるのが合理的です。審査が完了したらInstagramを追加できます。
小規模ビジネス向けのオムニチャネル受信トレイ
複数のチャネルを使う場合、問題はメッセージ量だけではありません。会話が分散してしまうことです。Instagramアプリ、Meta Business Suite、誰かのスマートフォンのWhatsApp、ウェブサイトのチャットツールなどに、それぞれ会話が保存されます。全体像を確認できる人がいません。
Klugonでは、すべてを1つのリストにまとめます。Instagram、Messenger、WhatsApp、ウェブサイトのウィジェット、電話が同じ受信トレイに表示され、次の機能を利用できます。
- 会話を横断した検索
- ステータスフィルター:すべて、エスカレーション済み、対応中、終了
- Instagramだけを表示したい場合のチャネルフィルター
- 各会話の全メッセージ履歴
- チームが追加できる内部メモ
- トランスクリプトのダウンロードとCSVエクスポート
Instagram、Messenger、WhatsAppでは、受信トレイから顧客へ返信することもできます。返信は、顧客が最初にメッセージを送った同じスレッド上で、あなたのInstagramアカウントまたはFacebookページから送信されます。
現時点で受信トレイにない機能は、担当者への会話の割り当て、ラベルの追加、優先度の設定、人が対応している間のAIの一時停止です。1〜5人のチームなら、簡単なルールで通常は対応できます。大規模なサポートチームにとっては、実際の不足点になるでしょう。
KlugonのInstagram DM自動化でできないこと
導入後の計画を立てやすいよう、現在の制限をまとめます。
- コメントへの返信やコメントからDMへのトリガーはありません。 ダイレクトメッセージのみに回答します。
- 送信メッセージはありません。 一斉送信、キャンペーン、「お久しぶりです」といったメッセージ、フォローアップは送信しません。誰かからメッセージが届いたときに返信します。
- リマインダーはありません。 予約前の予約リマインダーは送信されません。確認はチャット内の返信で行われます。
- 担当者へのリアルタイム転送はありません。 会話にフラグを付け、SlackまたはZapierでチームに通知します。その後、担当者が受信トレイから返信します。
- メールやプッシュ通知はありません。 通知はSlackまたはZapierにのみ送信されます。
- 引き継ぎ時の一時停止はありません。 会話にフラグが付いた後も顧客が書き続けると、AIは返信を続けます。
MetaでInstagram DM自動化を設定する
Metaは、開発者プラットフォームを通じてInstagramメッセージへのアクセスを管理しています。DMを読み取って返信するツールには、Metaに登録したアプリ、メッセージングAPIを利用する権限、トークンが必要です。Klugonにはワンクリックの「Facebookでログイン」接続機能がまだないため、自分のMeta開発者アカウントでこれらを作成し、Klugonに貼り付けます。
これは実際に作業が必要な設定です。Meta App Dashboardを使ったことがなければ、設定に午後いっぱいかかる可能性があります。その後、Metaの審査を待つ必要もあります。所要時間を分単位で示さないのは、ほとんどの時間をMeta側で費やすことになるためです。
始める前に必要なもの
MetaのInstagram Messaging API概要によると、次のものが必要です。
- Instagramのプロアカウント。 ビジネスまたはクリエイターのいずれかです。個人アカウントを使っている場合は、Instagramのプロアカウント設定ガイドで切り替え方法を確認できます。非公開の個人アカウントは、切り替えると公開されます。
- そのInstagramアカウントにリンクされたFacebookページ。 Metaは、Facebookページを通じてビジネスのInstagram会話を処理します。
- FacebookページとMetaビジネスポートフォリオへの管理者アクセス。
設定チェックリスト
以下の手順は、KlugonのInstagram設定カードとMetaのドキュメントに沿っています。Metaはメニュー名を頻繁に変更するため、ラベルが異なる場合はMetaの現在の表示に従ってください。
- Instagramをプロアカウントに切り替え、 Facebookページにリンクします。
- メッセージへのアクセスを許可します。 Instagramアプリで「設定」、次に「メッセージとストーリーズ」(または類似の項目)、続いて「連携ツール」を開き、「メッセージへのアクセスを許可」をオンにします。これを設定しないと、どのツールもDMを読み取れません。
- Metaアプリを作成します。 developers.facebook.comで作成し、Messenger製品を追加します。Instagramのメッセージングもこのアプリを経由します。
- 権限をリクエストします。 Klugonの設定に記載されている
instagram_basic、instagram_manage_messages、pages_messaging、pages_manage_metadataをリクエストします。 - ページアクセストークンを生成します。 InstagramアカウントにリンクされたFacebookページ用に生成します。
- 情報をKlugonに貼り付けます。 IntegrationsでInstagram DMを開き、ページアクセストークンとアプリシークレット(App settingsのBasicにあります)を貼り付けます。確認トークンには、8文字以上の任意のフレーズを指定します。
- MetaでWebhookを設定します。 アプリのInstagram用Webhook設定を開き、Klugonの設定カードに表示されたコールバックURL、同じ確認トークンを入力し、
messagesを購読します。これにより、DMが届いたことをMetaがKlugonに通知します。 - KlugonでInstagramチャネルにアシスタントを割り当てます。
- アプリで役割を持つ人とテストします。 Metaがアプリを承認するまでは、アプリで役割を持つ人だけがメッセージを送り、返信を受け取れます。アプリのRolesセクションで同僚をテスターとして追加し、その人のアカウントから自分のアカウントへメッセージを送り、返信、予約、引き継ぎを確認します。
instagram_manage_messagesのアプリ審査を申請します。 承認されると、顧客からのメッセージにも返信できるようになります。
instagram_manage_messagesのMetaアプリ審査
ここが意外に感じられる部分です。Klugonの設定では、アシスタントが一般の人に返信できるようにする前に、instagram_manage_messages権限のMetaアプリ審査が必要です。それまでは、MetaがStandard Accessと呼ぶ状態です。Metaの概要には、その意味が明確に説明されています。Standard Accessのアプリは「アプリで役割を持つ人とのみやり取りできます」。
MetaのInstagram APIのアプリ審査ページでは、必要なアクセスレベルと申請内容が説明されています。このページをもとに、主に次の準備が必要です。
- リクエストする各権限のスクリーンキャスト。 アプリが権限を最初から最後までどのように使うかを示します。メッセージングの場合、InstagramアカウントにDMが届き、返信が送信される様子を録画します。
- 権限を使ったAPI呼び出しの成功実績を少なくとも1件。 Advanced Accessをリクエストする前に必要です。Klugonを通じて自分でテストメッセージを送れば、この条件を満たせます。
- 各権限の使用方法の説明。 Metaによると、アプリで使わない権限をリクエストしたり、許可された用途と異なる方法で使ったりする申請は承認されません。上記のチェックリストにある権限だけをリクエストしてください。
- 可能であれば、録画内の英語インターフェース。 または、ボタンの説明を字幕で追加します。
Metaの審査期間は変動し、審査担当者からより明確な録画を求められることもあります。2回目の申請が必要になる可能性も考えておいてください。その間、MessengerとWhatsAppを使い、アプリで役割を持つ人とInstagramをテストできます。
Messengerの設定
Messengerのほうが短い手順で設定できます。
- Metaアプリを作成(または同じアプリを使用)し、Messenger製品を追加します。
- MessengerのWebhook設定で、Messenger用のKlugonコールバックURLと任意の確認トークンを入力し、
messagesとmessaging_postbacksを購読します。 - Facebookページ用のページアクセストークンを生成します。
- KlugonでIntegrationsのFacebook Messengerを開き、ページアクセストークン、アプリシークレット、同じ確認トークンを貼り付けます。
- Messengerチャネルにアシスタントを割り当て、ページへテストメッセージを送信します。
KlugonはすべてのMessenger webhookについて、アプリシークレットを使って署名を確認します。そのため、Metaから実際に届いたメッセージに対してのみ動作します。
代理店やフリーランサーがInstagramを運用している場合
小規模ビジネスでは、ソーシャルメディア担当者、親族、代理店などが何年も前にアカウントを設定していることがあります。始める前に、Facebookページの管理者とビジネスポートフォリオの所有者を確認してください。Metaアプリとページアクセストークンは、フリーランサー個人のFacebookアカウントではなく、ビジネスに属する必要があります。その人が離れ、アクセス権を削除すると、その人のアカウントを通じて生成したトークンが使えなくなることがあります。誰も気づかないまま、アシスタントが応答しなくなる可能性があります。
現実的な体制は、オーナーまたは長期的に関わるマネージャーが、ビジネス自身のポートフォリオ内にMetaアプリを作成し、そのアプリの管理者になることです。設定や審査申請を支援してもらうため、代理店にはアプリ上の役割を付与できます。作業が終わったら、役割の一覧を確認し、不要になった人のアクセスを削除してください。ページアクセストークンを生成したアカウントも記録しておくと、返信が止まったときに確認する場所がわかります。
接続を正常に保つ
返信が止まる最も一般的な理由は、ページアクセストークンが無効になった、Instagramの設定でメッセージへのアクセスがオフになった、アプリを編集した際にWebhookの購読が削除された、の3つです。返信が止まった場合は、まずこの3点を確認してください。
InstagramとMessengerのメッセージングウィンドウ
MetaはWhatsAppと同様に、InstagramとMessengerでビジネスが相手にメッセージを送れる期間を制限しています。MetaのMessenger Platformポリシー概要では、標準メッセージングウィンドウについて、相手の最後のメッセージから「ほとんどのユーザーアクションでは24時間」と説明しています。この時間内であれば、ビジネスは自由に返信できます。時間を過ぎると、Meta独自のルールに基づき、特定のタグ付きメッセージだけが許可されます。
Klugonでは、次のようになります。
- アシスタントは各メッセージにすぐ返信するため、常にウィンドウ内で返信します。
- Klugonの受信トレイからフラグ付きの会話にチームが返信する場合、顧客の最後のメッセージから24時間以内に行ってください。Klugonは送信前にウィンドウを確認しません。Metaが返信を拒否した場合、受信トレイにMetaの理由がわかりやすい言葉で表示されます。
- KlugonはMetaのメッセージタグを使いません。そのため、ウィンドウ終了後にKlugonからメッセージを送ることはできません。顧客から2日間メッセージがない場合は、Metaのルールに従い、InstagramアプリまたはMeta Business Suiteから返信してください。
InstagramとMessengerの会話例
以下は、典型的なやり取りを示す会話例です。ビジネスと顧客は架空のものです。
例1:ストーリーズへの返信に対応するネイルサロン
Instagram DMの会話例です。サロン「Lacquer Room」は架空のものです。
何が起きたか:「料金は??」だけでは曖昧ですが、特定のストーリーズへの返信だったため、オーナーがそのセットを、投稿で顧客が認識できる名前とともにナレッジベースへ登録していました。オフに関する案内はサロンのFAQから取得しています。ポイント:新しいセットやオファーを投稿したら、同じ日にナレッジベースへ説明を1行追加しましょう。
例2:衣料品ブティックと商品の取り置き依頼
Instagram DMの会話例です。ショップ「Marlow & Pine」は架空のものです。
何が起きたか:アシスタントはカタログから商品を見つけ、価格を伝えました。ただしオーナーの指示に「サイズの在庫を約束しない。取り置き依頼は引き継ぐ」とあったため、依頼内容をリードとして保存し、会話にフラグを付けました。スタッフが40分後に商品を確認し、Klugonの受信トレイから返信して、会話を終了にしました。
例3:Facebook Messengerを使うトリミングサロン
Messengerの会話例です。トリミングサロン「Scruff & Shine」は架空のものです。
何が起きたか:オーナーは、ひどい毛玉や不安の強い犬について、すぐに予約を取らずトリマーへ引き継ぐようアシスタントに指示していました。こうした予約にはトリマーの判断が必要だからです。アシスタントは目安の料金と空き時間を伝え、会話にフラグを付けました。トリマーはその日の午後に受信トレイから返信し、水曜日の予約を登録しました。
AIがチームへ引き継ぐ内容
特にInstagramでは、担当者が対応すべきメッセージがあります。公開コメントからDMに移った苦情、インフルエンサーやコラボレーションの依頼、卸売に関する問い合わせ、施術後の症状についてのセンシティブな内容、担当者との会話を希望する人などです。これらはアシスタントの指示に記載します。電話やチャットをスタッフへ引き継ぐガイドに、文例を掲載しています。
アシスタントが会話を引き継ぐと、次の処理を行います。
- 顧客に伝えます。 チームの担当者が返信すると案内します。
- 会話を「エスカレーション済み」にします。 受信トレイには「担当者の対応が必要」というバナーが表示されます。「エスカレーション済み」でフィルターすると、該当する会話だけを確認できます。
- SlackまたはZapierに通知します。 接続している場合に限ります。Slack連携では引き継ぎをチャンネルへ投稿し、Zapierではチームがすでに使っているツールへ送信できます。
- InsightsのToDoリストに追加します。 「引き継ぎ待ち」として表示されます。
チームメンバーはスレッドを開き、全履歴とアシスタントが収集した情報を確認して、Klugonの受信トレイから返信します。内部メモ(「店舗で返金、土曜日」など)を追加し、対応が終わったら会話を終了できます。
事前にチームで決めておくことが2つあります。1つ目は、AIが一時停止されないため、顧客が再び書き込んだときにアシスタントも返信していないか、担当者が確認することです。2つ目は、顧客の最後のメッセージから24時間以内に返信することです。そうしないと、MetaがKlugonからの返信を配信しません。
DM向けアシスタントの指示を書く
DMには独自の言葉遣いがあります。アカウントらしい応答にするには、次の点が役立ちます。
- 投稿の雰囲気に合わせる。 キャプションがくだけていて名前で呼びかけるなら、そのことを指示に書きます。Facebookページを持つ法律事務所なら、よりフォーマルな口調を指定します。
- 投稿と同じ名前で呼ぶ。 顧客がセットを「クロームフレンチ」と呼んでいるなら、そのサービスの横にその表現をナレッジベースへ登録します。
- 料金の回答を具体的にする。 「長さによって異なります」よりも、「£48から。長さによって異なります」のほうが明確です。
- オファーを投稿したらナレッジベースを更新する。 平日の割引をストーリーズで告知すれば、その内容についてDMが届きます。アシスタントが知らなければ、すべてを引き継ぐことになります。
- 引き継ぐ内容を簡潔な文章で列挙する。 「苦情はすべて引き継ぐ」「コラボレーションとインフルエンサーからの依頼は引き継ぐ」「施術後の反応に関する質問はすべて引き継ぐ」といった形です。
- リンクを追加する。 予約ページ、料金表、所在地、ショップの返品ポリシーなどです。
その後、最初の1週間の会話をしっかり確認してください。正確ではあるものの、自分らしくない回答に気づくはずです。指示を修正していきましょう。
料金と費用計算の例
InstagramとMessengerは、WhatsAppも含まれるKlugonのAIソーシャルエージェントプランの一部です。料金はすべて米ドルです。詳しくは料金ページをご覧ください。
| ソーシャルプラン | 月額 | 年払い(月あたり) | 1か月の会話数 |
|---|---|---|---|
| Starter | $79 | $63 | 300 |
| Business | $249 | $199 | 1,500 |
| Scale | $449 | $359 | 3,500 |
会話数は、メッセージ数に関係なく、1つのチャネル上の1人の顧客で1件として数えます。同じ人がInstagramとWhatsAppでメッセージを送ると、2件としてカウントされます。Instagram、Messenger、WhatsAppは同じ上限を共有します。上限の110%に達すると、新しい会話は停止します。進行中の会話は続きます。
InstagramまたはMessengerの接続に追加料金はかかりません。接続するWhatsApp番号1つにつき月額$19が追加されます(Starterは1つ、Businessは最大3つ、Scaleは最大10個を接続)。詳しくはWhatsApp AIチャットボットのページをご覧ください。すべてのプランにアシスタント数無制限が含まれます。カレンダーとCRMの連携にはBusinessプラン以上が必要です。
トライアル期間は7日間です。登録時にカードが必要で、先にキャンセルしない限り、トライアル終了時に請求されます。
費用計算の例
3人の施術者がいるネイルサロンを運営しているとします。前提条件は次のとおりです。
- 1か月あたり約250件のDMとMessengerの会話があります。クリスマス前やウェディングシーズンには増えます。
- 月額$79のStarterプランでは、300件の会話に対応できます。12月には超える可能性があるため、その月だけBusinessプランを選ぶか、新しい会話が330件で停止することを受け入れます。
- 5件に1件ほどが予約に関する問い合わせです。
- アシスタント導入前は、返信が翌日になっていたため、そのうち4分の1を逃していたとします。
予約に関する問い合わせは月50件で、そのうち約12件が以前は他へ流れていました。1セット平均£40なら、月約£480の機会を逃していたことになります。月額$79と比べると、前提が大きく外れていない限り、計算上は明確です。導入を決める前に、1か月間、自分のInstagram受信トレイで確認してください。予約に関する問い合わせ数と、どれくらい早く返信できたかを数えます。
また、カレンダー同期やCRMのためにBusiness以上を利用する場合、プランは月額$249で、1,500件の会話が含まれます。これは、ほとんどの単一店舗型ビジネスには十分な数です。
効果を確認する方法
1か月後に、次の項目を確認してください。
- チャネル別の会話数。 Analyticsページでは、Instagram、Messenger、WhatsApp、ウェブサイトに会話がどう分散しているか、最も忙しい時間帯を確認できます。Instagramのメッセージの大半が夜に届くなら、これまで誰も対応していなかった時間帯にアシスタントが働いていることになります。
- 予約数。 DMから登録された予約を数えます。Analyticsページでは、任意の期間の予約数(キャンセルを除く)を前の期間と比較できます。
- 引き継ぎなしで対応できた会話。 Analyticsでは、アシスタントが引き継ぎなしで対応した会話の割合を確認できます。初期に数字が低い場合、通常はナレッジベースに不足があります。
- よい回答がない質問。 Insightsに一覧表示されます。毎週、上位の質問をいくつか修正してください。
- よくある質問。 Insightsページで過去30日間の質問を確認できます。よりよいキャプションやハイライトを作る際にも活用できます。
そして、毎週いくつかの会話を実際に読んでください。数字からは件数がわかりますが、トランスクリプトを読めば、顧客がよい回答を受け取ったかどうかがわかります。
適しているビジネスと、別のツールを検討すべきケース
**適しているのは、**予約を受け付け、安定してDMが届くサービス業です。ネイル、まつげ・眉毛サロン、美容室、理容室、美容・美容医療クリニック(施術のアドバイスではなく事務的な質問向け)、パーソナルトレーナー、トリミングサロン、タトゥースタジオ、フォトグラファーなどです。美容サロン向けページで、この用途を詳しく説明しています。料金、サイズ、営業時間に関する質問がDMの大半を占める小規模ショップにも適しています。衣料品ブティック向けページをご覧ください。
**あまり適していないのは、**コメントからDMへのキャンペーンや一斉送信が主な目的のクリエイターやブランド、または担当者割り当て、タグ、一時停止ボタンを必要とする大規模なサポートチームです。Metaの設定を完了できない場合にも適したツールではありません。Instagramアカウントが、管理権限を持つFacebookページにリンクされたプロアカウントでない場合は、まずそこから対応してください。
ウェブサイトにもInstagramと同じくらい質問が届く場合は、同じアシスタントをウェブサイト向けAIチャットボットとして利用でき、チャットは同じ受信トレイに入ります。
よくある質問
Instagram DM自動化はMetaで許可されていますか?
はい。Meta公式のInstagram Messaging APIを通じて利用できます。InstagramのプロアカウントをFacebookページにリンクし、メッセージング権限を持つアプリを用意する必要があります。Klugonは、あなたが作成・管理するMetaアプリを通じて、このAPIを使用します。
InstagramでKlugonにMetaアプリ審査が必要なのはなぜですか?
KlugonのInstagram設定では、アシスタントが一般の人に返信できるレベルのinstagram_manage_messages権限が必要です。Metaがアプリを承認するまで、アカウントにメッセージを送ってAIの返信を受け取れるのは、アプリで役割を持つ人だけです。そのため、まだ顧客には対応できません。詳しくはMetaのInstagram APIのアプリ審査ページをご覧ください。
Metaのアプリ審査にはどれくらいかかりますか?
Metaは固定の審査期間を保証しておらず、ケースによって異なります。1回目で承認される申請もあれば、より明確なスクリーンキャストを求められる申請もあります。待っている間も、MessengerとWhatsAppを接続し、アプリで役割を持つ人とInstagramをテストできます。
Messengerにもアプリ審査が必要ですか?
MetaのMessenger Platform概要によると、アプリが自分のFacebookページに対してのみメッセージを送受信する場合、アプリ審査は必要ありません。ただし、Metaアプリ、ページアクセストークン、アプリシークレット、Klugonを指定したWebhookは必要です。
投稿へのコメントにアシスタントが返信できますか?
いいえ。KlugonはInstagramのダイレクトメッセージと、MessengerでFacebookページに届いたメッセージに回答します。コメントへの返信や、コメントのキーワードをきっかけにしたDM送信は行いません。
InstagramのDMから予約を受け付けられますか?
はい。営業時間、サービスの所要時間、担当スタッフをもとに、Klugon内蔵のカレンダーへ予約を登録し、チャット内で顧客に予約番号を伝えます。同じチャネルで顧客から依頼があれば、予約の変更やキャンセルもできます。
顧客が担当者との会話を希望した場合はどうなりますか?
アシスタントが担当者から返信すると伝え、会話を「担当者の対応が必要」としてマークします。接続していれば、SlackまたはZapierでチームに通知します。チームは顧客の最後のメッセージから24時間以内に、Klugonの受信トレイから返信します。その間、AIは一時停止されません。
Instagram、Messenger、WhatsAppを1か所で確認できますか?
はい。Klugonの受信トレイには、Instagram、Messenger、WhatsApp、ウェブサイトのウィジェット、電話の会話がまとめて表示され、検索、ステータス、チャネルのフィルターを利用できます。Instagram、Messenger、WhatsAppの会話には、受信トレイから返信できます。
InstagramやMessengerの追加に料金はかかりますか?
いいえ。どちらもAIソーシャルエージェントプランに含まれ、月額$79から、WhatsAppと共有する300件の会話に対応します。追加料金がかかるのはWhatsApp番号のみで、月額$19です。
始めるには
DMの大半が同じ20個ほどの質問と予約依頼なら、登録した情報をもとに回答し、カレンダーに予約を登録するアシスタントによって、夜の時間を取り戻せます。まずは接続が早いMessengerから始め、InstagramをMetaの審査に申請しましょう。待っている間に、充実したナレッジベースを作成できます。7日間のトライアルに登録して、まずはブラウザでアシスタントを試してみてください。